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執筆者の写真孝一郎 森田

【未来へ!】鹿児島ジャズフェスティバル2022VOL.06



・2022年10月22日(土)23日(日)

・鹿児島市天文館公園/センテラススクエア

・出演:国内外の一流アーティスト40名

    2組のビッグバンド

・動員:集計中

・主催:鹿児島ジャズフェスティバル実行委員会


 2017年秋「音楽の息づく街、鹿児島」をコンセプトにはじまった鹿児島ジャズフェスティバルも回を重ね6回目。1回目動員1.5万人2回目3万人3回目6.7万人と順調に規模を拡大し、コロナ禍にみまわれた2020VOL.04では東京・鹿児島2元中継のオンラインセッション同時配信という業界初のチャレンジに挑み、昨年の2021VOL.05では人数制限ホール開催+オンライン配信のハイブリッドフェスと、成長と変化を遂げてきた「かごジャズ」。そして今回の2022VOL.06では、3年ぶりの野外開催となりました。



 もりぶーは、脳卒中から退院直後の2017年春、ジャズピアニストで実行委員長の松本圭使さんから「もりたさん、一緒にやりましょう!」とジャズ人冥利に尽きる熱いラブコールを受け、2017VOL.01から実行委員アドバイザーとして参画、企業協賛営業や企画制作、そしてイベント当日の現場裏方としてもはたらき、昨年の2021VOL.05ではドラマーとして初出演、再び両腕ドラマーへ覚醒させていただきました。


 今年も例年通りお手伝いさせていただいたなかで強く感じたことは、


 ♪やっぱり野外かごジャズは最高だなぁー!!!


 ってこと。



 かごジャズプログラムは、世界で活躍する超一流アーティスト同士が、短い時間でアイディアを出し合い、たった今この場だけの音をぶつけ合うジャムセッション方式。新しい音の刺激を交換し合い磨き上げてきたジャズ発展の手法を用い、ソレが今ココ街中のオープンスペースにおいて無料で解放されるという「かごジャズ」。

 2017年春のVOL.01企画当初、この手法にボクは懐疑的でした。それはジャズはマニアックな音楽であり、ジャズを好きな人が、そのクオリティに見合ったミュージックチャージ(料金)を支払ってライブを楽しむもの、というふるい先入観と固定概念でみていて、その枠組みでたくさんのライブイベントをつくってきた自負があったから。でも、それでは現状を打破することはできず、拡大を夢見て仲間と例年開催していた「みんなで育てるカゴシマジャズフェスSweet Potato Jam」は2011年~2015年の5回で終了。翌2016年にもりぶーは脳卒中にたおれ、2017年に今のかごジャズ誕生という、なんとドラマチックな展開。(笑)


 

 ジャズピアニストで実行委員長の松本圭使が打ち出した「野外無料開催」「経費は行政補助金と企業協賛で」「世界に通用するアーティストをソロで招聘し、かごジャズだけのアーティスト組合せ」は、世界に類を見ない画期的なやりかただけど、ソコであらわされる音は、ジャズ本流の即興演奏を核とした、まったくジャズがジャズであるためのもっともジャズらしいジャズ。ミュージシャンがノラないワケがない!Swingするする!

 しかもマニアが聴きにあつまるのではなく、無料にすることで多くの層にジャズの楽しさと解放感を訴求、ジャズファンでない人がジャズを好きなりかごジャズファンに!そしてかごジャズを世界中から鹿児島に人があつまる観光資源に育て、企業協賛により地域全体でフェスをバックアップ、それは協賛企業のメセナイメージ&CIブランドアップにつながる、という壮大なるシナジー効果!


 かごジャズって、6回目にしてそんな可能性を持つ全国屈指の音楽イベントになりつつあるんです。

 おまけに今回からプレイベントとして、ジャズを志す若手育成のためのセミナーも開催。近い将来、食べ物がおいしく雄大な桜島に見守られた鹿児島でジャズを学ぼう!という氣運が生まれてくると思います予。


 今回のフェス期間中、もりぶーはアーティストの空港送迎、リハーサル会場番人、天文館公園会場本部担当と裏方はりつきでしたが、フィナーレ前、サックス中村誠一&浦ヒロノリ・ピアノ吉岡秀晃・ベース古野光昭・ドラム大阪昌彦のセットをフルステージ堪能させてもらい、素晴らしい演奏に大感動!そして先輩たちから受け継いだ鹿児島ジャズシーンが、このようなカタチで継承されていることに感激して涙;



 「音楽の息づく街、鹿児島」というコンセプトが、ボクの大好きなジャズで、しかもボクが生まれ育った天文館から発信されていく今から未来へ!


 カラダがつづくかぎりこのフェスを支えていこう、と思います。

 もりぶーはジャズ人になってヨカッタ~(^^♪

 ありがとうございます。  さ、2017vol.07へ!明るい未来へ!ジャズシティカゴシマへ!


筆者:リズムコミュニケーター 森田孝一郎(もりぶー)


ドラムサークルファシリテーター、ドラム&リズム感コーチ、リズムdeワンチームビジネスコーチ、ニコリハリズムヘッドトレーナー、リズム講演セミナー講師、リズムイベントプロデューサー、ジャズドラマー


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